2023年6月17日土曜日

Jagwire Pro LR2 Disc Brake Rotors | ジャグワイヤー プロ エルアールツー ディスクブレーキローター φ160 6穴/6ボルト/6H t1.8mm 2ピースローター 入荷

Jagwire Pro LR2 Disc Brake Rotors
ジャグワイヤー プロ エルアールツー ディスクブレーキローター
外径:φ160mm
仕様:6穴/6ボルト/6H
厚み:1.8mm
対応パッド:レジン/メタル
価格:6000円/個(現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
装着例
2023春の台北サイクルショーにて

参考:一般的な2ピース構造のローター
参考:一般的な2ピース構造のローター

リアスプロケット スパイダーアーム リベット固定部のガタ

自転車パーツを初見でオオッとなることは稀になりましたが、台北サイクルショー2023で見つけてコレは良さそうと久々に鼻息が荒くなった「Jagwire Pro LR2 Disc Brake Rotors」。輸入元さんに無理をお願いして、スポットで取寄せて頂きました。

機械屋目線だと、設計段階でボルト&ピンにせん断力が掛からないよう、加工面当てやインローで荷重受け&位置決めするのが本筋です。ただ、一般的な2ピース構造のローターは、円盤とアームを単純に重ね合わせてカシメで締結され、耐せん断力はリベット頼みになってます。

リア・スプロケットに比べて、ローターは安全率を高めに設定されているので、単純比較はできませんが気持ちの良い構造ではありません。その点、こちらの「Jagwire Pro LR2 Disc Brake Rotors」は、アルミスパイダー部に凹凸加工を加えて、くさび面とリベットの両方でせん断力を受けているのがポイント。

まあ、6穴規格だとスパイダー接合面でいくら頑張っても、ハブ固定面がトルクスボルト固定だから、そこが律速になって帰趨は変わらないという指摘もごもっともですが…。ちなみに、円環状のスパイダーがローター背面を支えることで剛性も稼いでいます。

ローター規格は、「センターロック」と「6穴(=6H/6ボルト)」の2択。耐応力や組立サイクルタイムを考慮すると、前者が有利です。それを踏まえ、シマノ含め業界的にセンターロックへ移行が進んでおり、6穴仕様のローターは各社ディスコンの流れに。

当店の基本方針は、純正パーツでのセットアップを推奨しています。サードパーティ製で軽量化やピーク性能を追求すると、多くは耐久性や信頼性を犠牲にされているのが理由です。故にセンターロック式なら、素直に各社純正の最新ローターをお選び頂くことをおススメしています。

一方で、ハブとのマッチング等で6穴タイプが必要な方もまだまだ多いかと。ただ、前述通り6穴ローターの新製品は上市されないのが現状ゆえ、シマノユーザーでしたら、SM-RT66SM-RT86辺りの従来品を選択するしかありません。

そんなこんなで、闇雲に重量や外観だけでなく、機械構造的に理にかなったモデルを選りすぐりたいかと。お馴染みSwissStop Catalystに比べて、価格は抑えめ。ステンレス一枚ものだと足回りに味気ないとか、性能と重量をバランスさせたいライダーにはおススメです。

ちなみにセンターロック仕様ですが、road.ccでも高評価を得ています。

Jagwire Pro LR2 Disc Brake Rotors(SPEC詳細→JAGWIRE本国サイト
ジャグワイヤー プロ エルアールツー ディスクブレーキローター
型番:DCR061
外径:φ160mm
仕様:6穴/6ボルト/6H
厚み:1.8mm
対応パッド:レジン/メタル
価格:6000円/個(現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)

※キャリパーボディ下側へパッド舌が伸びているブレーキには使えません。
例:Avid BB7/Avid Juicy/Hayes HFX/Hayes MX1等。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。