2024年3月14日木曜日

台北サイクルショー 2024 | Taipei International Cycle Show 2024 行ってきました Ridea Prism Wing wheel/TRP HYWIRE/Hyena/OOLO OOECAGO SCOOCAGO/igus BIKE など

Taipei Cycle 2024 / 台北 タイペイ サイクルショー 2024 

旅も人生も楽しむことがヘタクソな店主、毎度のLCCで日帰り台湾へ。「台北サイクルショー2024/Taipei Cycle 2024」に出張してきました。桃園空港→南港展覽館は、いつもの「1843バス」なら車中で1時間寝られる算段でしたが、飛行機遅延でMRT移動を余儀なくされて出鼻からつまづいた感。

ショー全体の雑感は、関連パーツ含めてE-BIKEが本流は変わらずの状況。例年に比べて、アナログバイクが目に付きましたが、スチールやチタンのメタルフレームもケーブル・フル内装が当たり前に。

大メーカーのブースは、サイズを従来の半分程度に抑えたところも散見され、業界の景況感が反映されたところ。EUROBIKEや費用etcを理由に欧米人は少なく、日本人含めアジア圏からの訪台者も減った印象。
Ridea Prism Wing wheel

ワイドタイヤ&リムによる低圧化を追い風に、「ニップルホール&リムテープ」や「スポークテンション構造で免れないリム変形」と言ったチューブレス・タイヤの阻害要因を排除するなら、行きつくところは自動車やモーターサイクル同様のワンピース・リムになるんじゃないかと。

シーラントありきな現在のチューブレスレディは、工業製品として未熟さが拭えず、将来は下記のようなセグメントを予想しています。

ハイエンド(レース向け):重量や転がり抵抗を重視、チューブレスレディ踏襲
ミドル:バトンホイール+チューブレス(シーラント不要)
エントリー:昔ながらのチューブド継続

勿論、シーラントで誤魔化せなくなるとタイヤメーカーは、部材精度の向上や成型機投資が必要に。更に「チューブレス+ラジアルケーシング」まで突き進んだ場合、現状で手札を揃えているのはMAXXIS (CST)だけになるかと。

TRP HYWIRE + Pinion C1.12i Smart.Shift Gearbox

アナログバイク(=ペダルバイク)用で、Eurobike 2023でも出展されていた電動コンポ「TRP HYWIRE」と「Pinion C1.12i Smart.Shift Gearbox」の組み合わせ。

内装変速機で最近上市された他社品としては、「Rohloff E14」や「Classified日本語サイト)」のリアハブ型が挙げられ、既存フレームにも適用できるのがメリット。一方でミッドマウント式は専用フレームが必要ですが、マスの集中化が図れます。

TEKTRO / テクトロ ドライブトレーン関連

これまでは、上位のTRPブランドのみであったドライブトレーン関連。満を持して?、ボリュームゾーンのTEKTROブランドでも展開。型番から推測するに、ケーブルピッチはシマノ互換かと。
CST OVERTON セミスリック・グラベルタイヤ
CSTブランドでもチューブレスレディ上市済み

シマノ
気が付けば、フレームとタイヤを除きすべてを自社傘下に

GIANT
台北ショー開催にあわせて新型TCRを発表

WTB
TCS ROCKET TIRE PLUG KITやMAX-FLOW VALVESの他、
同社イメージのブラウン色なTPU チューブを発表

MERIDA
差別化のために、カラーオーダー回帰か?

GW Manufacturing
NCから排出されたスクラップから100%リサイクルしたアロイ・スペーサー

EU市場からは各社に、リサイクルや梱包材で環境対応が求められている模様。2000年前後にあったISO14000トレンドを思い起こさせます。
INTENSE
Hyena / ハイエナ

「Hyena / ハイエナ」は、ポップなCIに変更。ディスプレイを備えた上位のHMIを投入したり、サークル錠含めたエコシステムを構築中。

JuinTECH / Juin Vent-Vane
アルミ放熱フィン付きローター
OOLO / OOECAGO & SCOOCAGO

C-TECH UNITED CORPORATIONが手掛ける「OOLO」。キックボードの現実解と物流ラストワンマイル対応を併せたフロント2輪のReverse Tricycle。現状、操舵にクセはありますが、このスタイルをベースに全固体電池と組合わせ、ペダリング不要になるのが2040年頃のパーソナルモビリティかと店主は予想してます。

igus BIKE

自転車屋だとドライブッシュ(すべり軸受)、FA/産業機械/生産技術屋だとケーブルベア(エナジーチェーン)でお馴染みの「igus/イグス」は、回転成形&再生プラスチックで作られた自転車を出展。ハンドルバーは、豊富なカラーバリエーションが特徴で強度も確保しているとの事でしたが、重量はそこそこありました。

Rapha Taipei Clubhouse·台北

南港展覧館からの帰り道、「Rapha Taipei Clubhouse」に立ち寄ってきました。此方の反応をみて、さり気なく英語接客に切り替えるスタッフさんを見てインバウンド対応っぷりが伺えました。
家楽福超市 台北重慶北店

台北駅周辺は、スーパーマーケットが少なく、手頃な価格と24時間営業で重宝していた「頂好 wellcome」。赤&黄の看板が目印でしたが、知らぬ間にジェイソンズと共にカルフールに買収され「家楽福超市」に。店頭の品揃えが以前に比べて、高級志向になったような…。

さらに、そのカルフールは統一集団に買収されるようで、日本国内のドラッグストアM&Aと似た構図。ちなみに台湾スーパー事情は、こちらのnote記事が分かりやすいです。
最後に台湾土産。訪台時のイミグレ後に頂いた「Covid-19 コロナ検査薬」を先着一名様に差し上げます。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。