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TAVELO × クレヨンしんちゃん/蜡笔小新 × GRC |
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TAVELO × クレヨンしんちゃん |
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TAVELO × クレヨンしんちゃん |
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TAVELO × クレヨンしんちゃん |

上海で開催された「CHINA CYCLE 2025」へ出張してきました。サイクリングアパレルブランドの
GRCは、昨年2024年の上海ショーではBROSSとタッグを組んでいましたが、2025年はTAVELOとコラボして「クレヨンしんちゃん/蜡笔小新/Làbǐ Xiǎoxīn」グラフィックを投入しました。
ぱっと見、色物に思われがちですが、中国国内のIPビジネスとZ世代消費の関係を知ると、至極真っ当な戦略と捉えることができます。ところで、店主は同ブランドにどこか親近感が湧くのですが、それは「T・AVELO」なのが理由でした。
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TAVELO ブース |
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TAVELO ブース |
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TAVELO ブース |
先に日本国内の IPコンテンツビジネスの経済規模に触れると、他の主要産業と比較しても非常に大きな市場を形成しています。例えば、日本のIPコンテンツ市場は8~11兆円規模と推定されており、これは鉄鋼産業(約4.4兆円)や半導体製造装置産業(約4.5兆円)の年間輸出総額に匹敵する規模です。
次に中国のIPビジネスですが、Z世代の消費動向と密接に関連しています。特にアニメや映画などのIP商品は、Z世代が主要な消費層となっており、彼らの購買意欲が市場を牽引しています。スマートフォンの普及により、コンテンツ市場が拡大し、海外の人気IPも中国市場で成功を収めています。
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上海 南京路歩行街沿いのPOP MART 旗艦店 |
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地下鉄駅構内にある POPMART ブラインドボックス 自販機 |
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POPMART ブラインドボックス 自販機 |
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POPMART ブラインドボックス 自販機 |
そんな急拡大をみせる中国IPビジネスですが、その代表格の一つに「
POP MART/泡泡玛特国际集团有限公司」が挙げられます。同社は、中国のIPビジネスとZ世代の消費動向に深く関わっています。特に、ブラインドボックス(中身がランダムのフィギュア)を活用した販売戦略が、Z世代の「コレクション文化」や「推し活」と結びつき、人気を集めています。
中国のZ世代は、SNSを通じてコミュニティを形成し、IP商品を通じて趣味を共有する傾向があります。そのため、POP MARTは、人気IPとのコラボレーションを積極的に展開し、限定商品やイベントを通じてファンの熱狂を生み出しています。
同社は単なる玩具メーカーではなく、IPビジネスの重要なプラットフォームとして機能し、Z世代の消費トレンドを牽引しているのが特徴です。
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ちびまる子ちゃん/桜桃小丸子 ショップ |
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ちびまる子ちゃん/桜桃小丸子 イベント |
余談になりますが、上海の高級ショッピングエリア「张园/張園」には、「ちびまる子ちゃん/」のショップが軒を連ねています。
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。