
2025年5月に上海で開催された「CHINA CYCLE 2025」へ出張してきました。2024年に発表された
Lanxi Wheeltop CyclingのROTOR株取得。店主は、それらの持ち株比率は把握していませんが、ブランド力や販売網の確保を目的として、業界や国を問わず企業が他社を買収したり提携することに驚きはありません。
近年、ROTORも流通販売の軸足をDtoCへスイッチ済みで、更に
米国オフィスの閉鎖を発表しました。同社に限らず自転車業界も関税や輸送コスト対策で、トランプ2.0以前から各社で生産&ロジスティック体制が見直されており、Covid 19以降その動きは加速しました。
そんなこんなで、WHEELTOPのブースを訪問してきました。店主が日本から来たことを伝えると、GMの方から「シマノのスパイか?」と冗談なのか本気なのか分からない反応で不穏な雰囲気に。「しがない自転車屋のおっさんなので、ご安心ください」と答えると、新製品について色々教えて頂きました。
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ROTOR 製品 |
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ROTOR INSPIDER |
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ROTOR 製品 |
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WHEELTOP カーボンクランクセット |
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WHEELTOP カーボンクランクセット |
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WHEELTOP カーボンクランクセット |
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WHEELTOP カーボンクランクセット |
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WHEELTOP カーボンクランクセット |
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WHEELTOP パワーメータークランクセット |
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EDS OX2.0:ワイヤレス 電動MTBコンポーネント |
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EDS OX2.0:ワイヤレス 電動MTBコンポーネント |
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EDS GeX:ワイヤレス 電動グラベルコンポーネント |
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EDS GeX:ワイヤレス 電動グラベルコンポーネント |
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EDS GeX:ワイヤレス 電動グラベルコンポーネント |
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MA2000/MA3000:MTB向け 新型ブレーキレバー&キャリパー
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目玉の新製品は、MTB向け「
MA3000」 ブレーキセット。レバーは、「Five-line body design」採用によりホースのインターナル化が容易に。キャリパーは、BR-MA2000(2ポット)/3000(4ポット)がありますが、レバーは共通とのこと。
これから成長が望めそうな、中国のMTB市場をターゲットにした商品かと。同社も他社同様に、新規分野に参入してポートフォリオを埋めていっています。
店主が、説明してくれた広報の方に「御社製品の型番はシマノに似ていますよね?」とジョークを飛ばしたら、「ブレーキの形状はMAGURAに似てますけどね」とまさかのカウンターを喰らってお互い笑ってしまいました。
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上:BR-RA7900 下:BR-MA3000 |
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BR-RA7900 仕様 |
2024年に発表済のロード用フラットマウント・ディスクブレーキキャリパ「BR-RA7900」は、4ピストン仕様。WHEELTOPに限らず、勢いのある中国メーカーは、矢継ぎ早に新製品を投入してくるので理解が追いつきません。
風切り音の中で声を認識できるのか未知数ですが、まずは中国語と英語に対応するとのお話でした。ハンディキャップがあるサイクリストには、メリットがありそうです。
※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。