2026年4月21日火曜日

シマノ フラットマウント ディスクブレーキキャリパ 取付けボルト Caliper mounting screw B/C & B2/C2 の違いと注意点

シマノ フラットマウント ディスクブレーキキャリパ 取付けボルト
左:Caliper mounting screw C2 / 右:Caliper mounting screw C

店主自身も完璧な人間ではありませんが、オーナー自身や他店で組まれた車体を、当店でメンテナンスや組み替えを行う際に散見されるのが、シマノ製フラットマウント規格ディスクブレーキキャリパの取付けボルトの不適合です。

最初期モデル ~ 11s 世代の BR‑R9170までの固定方法 

フラットマウント 取付けボルト長

まず、ボルト長の不適合。フラットマウントのボルト長は、台座の厚みに応じて先端の突出量が適正になるよう選定する必要があります。しかし規定より短いボルトが使用されており、ねじの掛かり量が不足している状態が見受けられます。


BR-R9170 パーツリスト


BR-R9270 パーツリスト

もう一つの注意点は、ボルト形状の違いです。  2015–2016年頃に発売されたフラットマウント最初期モデル BR‑RS805 / BR‑RS505 から、11速世代の BR‑R9170 に至るまでは、すべてに「リテーナーボルト(脱落防止ボルト)」に分類される「Caliper mounting screw B/C」が採用されていました。

ところが、12速世代の BR‑R9270(および BR‑RX400 を含む)以降では、2 本のうち片側が 「Caliper mounting screw B2/C2」という、標準的なフランジボルトへと変更されています。

そのため、ホース取付側に従来の長いリテーナーボルトを流用すると、ボルト先端が底突きして適正に固定できません。 コンポーネントを11速 → 12速へ載せ替える場合、リテーナーボルト先端をグラインダー等で飛ばす必要があります。

この取付けボルト仕様の変更は、キャリパ本体内部の油圧流路・ピストン径・軽量化など、設計自由度を確保するための構造的最適化によるものと考えられます。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

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