2025年7月10日木曜日

シマノ SPD / SPD-SL ビンディングシューズ SH-XC903WOMEN/XC903S/XC703/XC503/ET701/EX700/RC503 | EUROBIKE 2025 出張記

S-PHYRE XC903 ウイメンズ / SH-XC903WOMEN
S-PHYRE XC903 ウイメンズ / SH-XC903WOMEN ソール

2025年6月下旬、ドイツ・フランクフルトで開催された「EUROBIKE 2025」へ出張してまいりました。シマノのブースでは、ショー開催に合わせて公開された新型ビンディングシューズ「SH-XC903WOMEN/XC903S/XC703/XC503/ET701/EX700/RC503」が並べられました。

以前紹介した中国市場向けの「RF300 / SH-RF3」等、同社のシューズ含めたサイクリングアパレルは、国や地域によって展開が異なり、日本では流通していない商品もあります。今回のモデルチェンジは、MTB用が中心になります。

Special Edition S-Phyre SH-XC903S Shoes
XTR-inspired silver(M9200系コンポーネントと同時発表済)
The new XTR PD-M9200 pedals
The new XTR PD-M9200 pedals
XC7 / SH-XC703 バタフライ
XC7 / SH-XC703 ソール
XC7 / SH-XC703 シルバー

XTグレードにあたるXCコンペティション用シューズの「XC7 / SH-XC703」。個人的には、バタフライカラーが好みですが、確か日本国内の展開はブラックとシルバーのみだったような…。
DEORE XT XC用SPDペダル:PD-M8100 が継続
XC5 / SH-XC503 アイスブルー
XC5 / SH-XC503 サンド­ベージ­ュ
XC5 / SH-XC503 ソール
ET7 / SH-ET701 グリーン
ET7 / SH-ET701 ブラック
ET7 / SH-ET701 フラットソール

すでに上市済みのツーリング向けフラットソール・シューズ「ET7 / SH-ET701」。使い勝手が良さそうで、店主好みにも合致するモデルですが、日本国内ではニーズが限られているとの見解で展開されていません。残念な反面、その判断は妥当だとも。

EX7 / SH-EX700 ブルー
RC5 / SH-RC503 サイバーブルー

SH-RC503は、RC703やRC903の技術を一部継承しつつ、価格と性能のバランスに優れたミドルレンジモデル。BOAフィットシステムやカーボン強化ナイロンソールなど、上位モデルに近いスペックを持ちながら、快適性も重視されています。

当店の「EUROBIKE 2025」関連記事は、コチラをご覧ください。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年7月9日水曜日

XOSS 行者 CARBON SMITH AERO BLACK / AirCube Mini Air Pump | CHINA CYCLE 2025 出張記

XOSS ブース

2025年5月に上海で開催された「CHINA CYCLE 2025」へ出張してきました。越境ECでお馴染みの「XOSS」。当店で取扱いはありませんが、ブースを覗いてきました。

XOSS CARBON SMITH AERO BLACK
XOSS CARBON SMITH AERO BLACK

新製品は、ステム一体型のカーボン製ワンピースドロップハンドル「XOSS CARBON SMITH AERO BLACK」。従来、同ブランドはサイクルコンピューターなどの電子ガジェットを主力商品としてきましたが、他社と同様に事業領域の拡大を進めているようです。

XOSS X-LENS AR
2024年に同ブースでサンプル品をハンズオンした「XOSS XLENS AR | 行者 AR骑行眼镜」も販売開始された模様。
XOSS AirCube Mini Air Pump

同社は市場のトレンドを捉え、小型電動ポンプ市場へ参入。500mAhのバッテリーを搭載し、最大吐出量は14L/分。120psiの加圧を2回まで対応可能。

なお、当店の「CHINA CYCLE 2025」関連記事は、コチラをご覧ください。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

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お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年7月8日火曜日

中華ブランド ロードフレーム考察 2025 SEKA/TRINX/WINSPACE/Li-Ning/UCC | CHINA CYCLE 2025 出張記

SEKA ブース

2025年5月に上海で開催された「CHINA CYCLE 2025」へ出張してきました。2024年に引き続き今回も中国ブランドのアナログバイクを早足ですが、グルっと拝見してきました。今回は、「SEKA/TRINX/WINSPACE/Li-Ning/UCC」をご紹介します。

2025 Q2 Seka Spear RDC & POWBOX
Team Edition
Seka Spear RDC

MY2024に穴あきフレームの先駆けとなった「Seka Spear」。2025年のCHINA CYCLEでは、他社品でもフレームやシートポストなど所々に穴を開けたロードバイクが目に付きました。SEKAは、中国アマチュアチーム「Powbox-SEKA Team」へ供給の「2025 Q2 Seka Spear RDC & POWBOX」を限定販売する模様です。

TRINX ブース
TRINX ブース

フレーム製造/塗装から組付までを自社工場で賄う「TRINX」。スチール/アルミ/カーボンモデルまで手掛けています。ハイエンドモデルと言うよりも、クロスバイク含めエントリー~ミドルハイまでを手厚くラインナップしている感。ちなみに、MTBのTRINX FACTORY TEAMを有します。

WINSPACE ブース
WINSPACE ブース

近年「WINSPACE」は、従来のラインナップに加えて、手頃な価格で提供するセカンドライン「LEGiT」を立ち上げています。

Li-Ning Speed Bike
Li-Ning Star Pro Cycling Team チームジャージ
Li-Ning ブース

Li-Ning(李寧有限公司)」は、年間売上高数十億ドルを誇る中国のスポーツ産業の巨大企業。1990年に元体操選手の李寧氏によって設立。同社は、バスケットボール/ランニング/バドミントン/トレーニング向けのスポーツウェアやシューズを中心に展開してます。

Li-Ningは、NBA選手とのコラボレーションや、パリ・ファッションウィークへの参加など、スポーツとファッションの融合にも力を入れています。また、同社は中国市場において、ナイキやアディダスに次ぐ第3位のシェアを持つスポーツブランドとしても知られています。

さらに、Li-Ningは「Double Happiness」(卓球用品)、「AIGLE」(アウトドアスポーツ)、「Kason」(バドミントン用品)などのブランドも展開しており、スポーツ用品業界で幅広い事業を展開しています。

同社は、以前から「Li-Ning Star Pro Cycling Team」を擁してしましたが、フレームは提携した他社品を用いておりました。そんなLi-Ningが、自社でロードバイクの開発に着手した初号機がこの「Li-Ning Speed Bike」。その豊富な資金力を活かし、すでにSilverstone Sports Eng. Hubで風洞実験を行っているようです。

UCC ブース
UCC:Rolling Steel

UCCは台湾発祥の自転車メーカーで、20年以上の歴史を持つスポーツバイクブランド。2008年から中国市場にも進出し、現在は広州に拠点を構える「広州环球自行车工业有限公司」として事業を展開しています。日本国内で流通するスチールバイクに関して、同社がOEMしているモデルも少なくありません。

なお、当店の「CHINA CYCLE 2025」関連記事は、コチラをご覧ください。


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お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年7月7日月曜日

Kitt design Carbon Tri-Spoke wheel | キットデザイン カーボン トライスポーク ホイール ベアリング リングばね 交換 メンテナンス

Kitt design Carbon Tri-Spoke wheel | キットデザイン カーボン トライスポーク ホイール

Ternの純正オプション「Kitt design Carbon Tri-Spoke wheel | キットデザイン カーボン トライスポーク ホイール」、いわゆるバトンホイールのメンテナンスを承りました。

フリーボディ
フリーボディ
オーソドックスな「3-Paw」仕様
ベアリング脱着

主軸およびフリーボディのベアリングを交換しました。アルミ製フリーボディの場合、ベアリング単体での交換ではなく、アッシー交換を推奨するメーカーも多く、店主もその方針に賛同しています。

ただ、今回はスプライン部に嚙み込み傷がなく状態も良好で、はめ合いも緩めだったため、ベアリングの打ち替えで対応しました。


リングばね

本ホイールをお預かりしたときに、フリーボディ・ラチェット爪の立ち上がりが甘いの気になりました。組立時に、ばね定数が高めの「リングばね」に交換してみましたが、「強化クラッチ」過ぎて空転時の損失が甚大だったので、最終的には標準ばねに戻してグリス稠度でチューニングして仕上げました。


※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年7月6日日曜日

Panaracer/iRC/CST/MAXXIS/INNOVA/CHAOYANG/KENDA/Obor/KYLIN/HARTEX/RALSON タイヤメーカー | CHINA CYCLE 2025 出張記

Panaracer ブース
同社は、ブランドor会社名を「PnR」に変える布石を敷いているような…。

2025年5月のゴールデンウィーク明けに、上海のSNIECで開催された「CHINA CYCLE 2025」へ出張しました。今回は、タイヤメーカー各社「Panaracer / iRC / CST / MAXXIS / INNOVA / CHAOYANG / KENDA / Obor / KYLIN / HARTEX / RALSON」のブースをご紹介します。

店主の思い込みかもしれませんが、タイヤ産業はすでに設備投資の進んだ成熟分野(いわゆる設備産業)であり、小規模事業では採算が取りにくく、新興メーカーが後発で参入するメリットは少ないと考えています。

弱小零細である自社の立場を顧みれば、偉そうなことは言えませんが、市場の寡占化が進んでも不自然ではないとも捉えられます。ただ、展示会を訪れるたびに、今回取り上げていない製造設備を持たないファブレス含め、数多くの小規模企業がタイヤを扱っていることに驚かされます。

iRC ブース
CST ブース
CSTブース:E-Bike用タイヤを主軸に展示
MAXXIS ブース

INNOVA ブース
CHAOYANG ブース
KENDA ブース
Obor ブース
KYLIN ブース
HARTEX ブース
RALSON ブース

CSTとMAXXISは例年通り、CHINA CYCLEでは2つのブースに分かれて出展していました。そして、インドを拠点とするHARTEXとRALSONは、近年このような展示会への出展に積極的です。

なお、当店の「CHINA CYCLE 2025」関連記事は、コチラをご覧ください。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

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