2023年4月2日日曜日

2023年冬 名古屋出張 トヨタ産業技術記念館 寄ってきました

少し前になりますが、名古屋へ出張してきました。同地へは、例年1月と9月に赴くことが多くて大雪or台風と遭遇する確率が高めです。今回も御多分に洩れず、大雪で交通状況が乱れました。

そんな中、駆け足になりましたが、「トヨタ産業技術記念館」に寄ってきました。店主は、20年前の2000年代初頭に元町工場を見学をした際に訪館した気がするので、おそらく2回目になります。

Honda 同様に「原動機付自転車」でスタートした同社の自動車事業。当時のエンジニアには、現代の電動アシスト自転車&E-Bikeはどう映るのでしょうか。施設見学は、設備開発や生産技術でモノづくりに従事している方には、特におすすめです。とにかく情報量が多いので、ちゃんと見るなら半日以上を要すると思います。

インバウンドが復活すれば分かりませんが、平日は空いていてゆっくり見られそうです。ちなみに、窓口で地下鉄&市バスの「一日乗車券」を見せると入場料が2割引きになります。

経済停滞や閉塞感が漂う現代日本。同社成長の歴史を眺めていると、事業拡大や海外展開と独立独歩の躍動感が方々で感じられました。結局のところ、「失われた30年」って、こうしたギラギラ感やハチャメチャさの欠如に集約されるんじゃないかなと。

トヨタ自動車の黎明期、当時のGM日本法人の副社長をヘッドハンティングして、販社代表に据えるエピソードが紹介されていて、一般的とされる終身雇用や生え抜きなんてものは、案外短い歴史の価値観なんじゃないかと思った訳です。

折しも来館した翌日に、豊田章男社長がステップダウンする報道が流れました。2015年に発売された4代目プリウスの発売直後から、エクステリアが『カッコ悪い』と公言していたエピソードが印象的です。そのプリウス主査だった豊島氏へのインタビューを読み返すと、EVは「近距離のシティーコミューター」と2010年頃に結論付けていて、日産サクラが支持される現在を予見しています。

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