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シマノ Vブレーキレバー 左:ALIVIO BL-T4000 / 右:DEORE BL-T610 |
2025年9月時点、シマノ製Vブレーキを選定する場合は、「ALIVIO系 T4000」または「DEORE系 T610」の二択に絞られます。
シマノ BL-T4000 Vブレーキレバー |
シマノ BL-T610 Vブレーキレバー |
両レバーを比較したところ、遊び量は同等のフィーリング。しかし、レバー主軸~タイコ受け軸までの距離を実測すると、BL-T4000が42 mmに対して、BL-T610は38 mmと短くなっています。アウター受け/主軸/タイコ受けの角度も影響するため断定はできませんが、T610のカチッとしたブレーキフィールは、この寸法差が理由と考えられます。
余談ですが、タイコ受け外側がブラケット内面と擦れると、ざらついた感触になるため、当店では組み立て時に薄くグリスを塗布しています。
最後に大事なお知らせがあります。ディスクブレーキ普及に伴い、フラッグシップのXTRから順次生産終了となってきたシマノ製Vブレーキ。いよいよDEOREグレードの「BL-T610」と「BR-T610」も生産終了の模様で、生産依頼を掛けていない問屋さんからは既に在庫がなくなっています。お求めはお早めにどうぞ。