COLNAGO MASTER X-LIGHT × Campagnolo CHORUS コルナゴ マスターエックスライト × カンパニョーロ コーラス クロモリ スチール リムブレーキ ロードバイク |
「COLNAGO MASTER X-LIGHT | コルナゴ マスターエックスライト」のハンドル交換他、回転部のグリスアップ等メンテナンスを承りました。MASTER X-LIGHTは、チューブ断面に星形/ジルコ加工を施した細身のシルエットが特徴。
Campagnolo CHORUS | カンパニョーロ コーラス |
不朽のラグド&クロムメッキフレームに最新「Campagnolo CHORUS | カンパニョーロ コーラス」を組み合わせた一台。本車体のような、フロント2枚(2x)とリアワイドギア構成だと、アウターローの往なし方は他社コンポーネントに一日の長があるのが正直な処です。ただ、イタ車の中でシマノ・コンポが似合うとされるCOLNAGOも、改めて見るとカンパ組ならではの立ち姿の良さが実感できます。
フリーハブ・ラチェットスプリング(Pawl Spring)交換 |
昔、カンパニョーロ製・本デザインのクランクセットを初めて見たとき、アウターリングのフィキシングボルトがインナーを外さないと増締めできないなんて、カンパニョーロらしくないと思ったものですが、スパイダーアーム側からもトルクス穴にアクセスできる設計になってます。
シフト・インナーワイヤのタイコ側で素線解れが発生していたので、手を入れるには良いタイミングだったと言えます。
ベースバイク
フレーム:COLNAGO MASTER X-LIGHT | コルナゴ マスターエックスライト
カラー:PR08
コンポーネント:Campagnolo CHORUS | カンパニョーロ コーラス
話変わって。時々、ご質問頂くフルオーバーホール(フルOH)の要否ですが、当店考えは、「やるに越したことはないけど、殆どのライダーの場合、費用対効果を考えたら、走行距離に応じたワイヤ他消耗品交換&回転部グリスアップに留めて、後は壊れた時に考えるで良いんじゃない?」になります。
後述するような、天候問わず走るライダーでなければ、油圧ディスクブレーキも吸湿性が無い「ミネラルフルード」なら、ピストン戻りが悪くなってからの対処すれば問題ないかと。
理由は、スポーツバイクは、30-40年前と比べてアルミパーツが多用され錆固着が発生しにくくなったことや、回転部にシールが装備されて防滴性が高まったのが挙げられます。かと言って「水没はダメ。ゼッタイ。」なのは、変わりないのでご注意を。
また、総じてヘッドセットは汗水に弱く、特にローラ台/トライアスロンライダーには高頻度のグリスアップをお勧めしてます。そして、下記のような雨/雪/泥を厭わず走り続けるハードコア・ライダーの場合は、フルOHやそれに近いメニューをお勧めしています。
- 悪天候下でも運用される通勤/ブルベ/レース/エンデュランスバイク
- MTB/CX/グラベルレースバイク
一方で、程度の差こそあれ損耗の症状は徐々に進行します。一般ユーザーだとそれら不具合に気が付かないことも多く、ダウンタイムを防ぐため、人間ドッグ的にフルOHを希望されるケースもございます。