2026年5月、ゴールデンウィーク明けに上海のSNIECで開催された「CHINA CYCLE 2026」へ出張してきました。今年のCHINA CYCLEで目立ったのは、これまで少なかった欧州ブランドの進出です。E-BIKEのポートフォリオを持たない、あるいは弱いブランドが、中国本土の成長余地を目論んでか?、大規模なブースを構えて出展していました。
まずは、フランスのスポーツブランドDecathlonが2019年に立ち上げたスポーツバイクブランド「Van Rysel」から。以前からCHINA CYCLEでは大きなブースを展開してきた同社ですが、今年はコンセプトモデル「FTP2」をメインにした展示となっていました。
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
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| Van Rysel FTP² |
「
Van Rysel FTP²」は、未来のロードバイク像を提示するコンセプトモデル。Mahle社の強力なモーターを搭載し、ライダーの出力を最大4倍に増幅する「スーパーエンジン」として設計されています。空力性能を徹底的に追求し、フレーム・フォーク・コックピット・シューズ・ウェアまで完全統合された実験的な一台です。
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| Van Rysel RCR PRO |
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| Van Rysel RCR PRO |
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| VAN RYSEL 配信ブース |
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| VAN RYSEL 配信ブース |
中国が先行するライブコマース。VAN RYSELも本格的な配信設備を会場に持ち込み、積極的にブランド発信を行っていました。大型スクリーンや専用照明を備えたブースでは、製品紹介だけでなく双方向のやり取りを意識した演出が目立ち、そこまでやるのかと唸らせました。
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| FACTOR ブース |
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| FACTOR ブース |
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| COLNAGO ブース |
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| DE ROSA ブース |
さて、「欧州ブランド」とひとくくりに語られがちですが、実際にはその多くが自社工場を欧州域内に構えているわけではなく、OEM/ODM の本拠地や主要生産拠点は台湾・中国・ベトナムなどアジアに広く分散しています。とくに近年は、コスト構造の変化やサプライチェーン最適化、さらには
地政学リスクへの対応も重なり、ブランドの国籍と製造国の境界線はますます曖昧になりつつあります。
欧州ブランドであっても、フレーム設計は欧州、カーボン成形は台湾、アルミ溶接は中国、最終組立はベトナムやポルトガル、といったように工程ごとに最適地へ分散するケースが一般化しています。結果として、「どこで作られた製品なのか」を単純に国名で語ることは難しく、むしろ“グローバルな生産ネットワークの中で最適化された製品”という表現のほうが実態に近い状況です。
また、グローバル化の揺り戻しによるブロック経済化が叫ばれる一方で、自転車産業に限らず国境を越えた企業買収や事業統合は珍しいものではなくなっています。こうした背景を踏まえると、ブランドのアイデンティティは必ずしも製造国に依存せず、企画力・設計思想・品質管理体制といった“上流の価値”へと重心が移っていると言えます。逆に言えば、製造国だけで品質を判断する時代ではなくなりつつあることが、現在の自転車産業のリアルとして浮かび上がっています。
なお、当店の「CHINA CYCLE 2026」関連記事は、#chcy2026をご覧ください。
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。