2025年5月18日日曜日

HUAWEI | ファーウェイ / 華為技術 Pura X / Mate X6 折り畳みスマホ Luxeed R7 / Stelato S9 / AITO M9 / M8 / M5 EV EREV 視察 | CHINA CYCLE 2025 出張記

HUAWEI Pura X
HUAWEI Pura X 折畳時
HUAWEI Pura X 展開時

上海で開催された「CHINA CYCLE 2025」へ出張してきました。昨年同様に足を延ばして、南京路歩行街沿いにある「Huawei /ファーウェイ / 華為技術」の旗艦店へ寄ってきました。日本で流通していない最新スマホとEVを拝見して、技術動向を確認するのが目的です。

現状、フォルダブルスマートフォン(折りたたみスマホ)は、ブックスタイルの「横折れ型」と、ガラケーのような「縦折れ型」に大別されます。個人的には、BlackBerryライクになるClicks Keyboard for Razrに惹かれますが、縦折れ型はスマホとしては使い勝手がイマイチの意見が多いようです。

それら両折り方を合体させたとも言えるのが、新型「Pura X」。展開すると、iPad miniより一回り小さいサイズ感。事前知識無しでハンズオンしたのですが、使い勝手は良さそうな印象を持ちました。詳しくは、ITmedia Mobileの記事をご覧ください。
HUAWEI Mate X6
HUAWEI Mate X6 展開時
HUAWEI Mate X6 展開時
HUAWEI Mate X6 折畳時
HUAWEI Mate X6 折畳時

HUAWEI Mate X6」は、Samsung Galaxy Z FoldやGoogle Pixel Foldと同様の横折れ型フォルダブルスマートフォン。こちらも事前知識無しで触れましたが、薄型化が進んで展開時はタブレットよりも薄くなっています。


Huawei & Chery Luxeed R7

Huawei & Chery Luxeed R7

Huawei & Chery Luxeed R7 充電部

Huawei & Chery Luxeed R7 後部シート

Huawei & Chery Luxeed R7 運転席周り

Huawei & Chery Luxeed R7 後部ドア内装

Huawei & Chery Luxeed R7 助手席周り

Huawei & Chery Luxeed R7 センターコンソール

TESLA Model Yと競合する形で、ファミリー向けラグジュアリーSUVとして新しく投入されたのが「Luxeed R7」。Cd値も0.219と低く、航続距離は純EVモデルで802km、レンジエクステンダー(EREV)モデルは1570kmを誇ります。さらに、走行面でも全グレードでCDCエアサスペンションを標準装備しています。
AITO M5
AITO M5
AITO M5
AITO M5 運転席

AITO M5」は、HuaweiとSeresが共同開発したミドルサイズSUV。レンジエクステンダー仕様で、4WDでも航続距離は1275kmを確保しています。店主のような旧い自動車ユーザー目線だと、タッチパネルは物理スイッチと比べて、ブラインド操作がやりにくいと思ってしまいますが、自動運転が中心なら理にかなっているとも言えます。機能のアップデートも容易ですし…。

AITO M9
AITO M8
AITO M8

AITO M8 コクピット周り

Huawei Stelato S9

Huawei Stelato S9:32インチ 大型リアシートスクリーン

メルセデス・Sクラスにぶつけてきたのが、フラッグシップセダンの「Stelato S9」。100kWhバッテリーを搭載するバッテリーEVのみの展開ですが、航続距離は816kmを実現。この値は、競合のメルセデスやBMWのEVよりも長く、ガソリン車のSクラス等も凌駕します。

さらに、Huaweiは独自に600kW級の超急速充電ステーションの設置を中国全土で行っており、5分間の充電で航続距離200km分を回復可能と報道されています。

チャージャー装置
Huawei Global Flagship Store Shanghai

近年、日本の自動車メーカーは、中国市場でシェアが低下して厳しい状況に直面しています。急拡大する新エネルギー車(NEV)市場への乗り遅れが、大きな影響を与えています。また、スマート化・コネクテッド技術ですが、スマホとのシームレスな連携は、もはや当たり前。その先のスマートコックピットや自動運転支援の分野でも、後れを取っているのが現状です。

中国政府は、NEV普及を促進するための補助金や税制優遇措置を継続しており、これが中国メーカーの成長を後押ししている背景もありますが、NEVの値下げ競争が激化し、日系メーカーは価格面でも競争力を維持するのが難しくなっています。

ちなみに、この「Huawei Global Flagship Store Shanghai」は、南京大楼(Nanjing Building)内にあり、約5000平方メートルの広さを誇るファーウェイ最大の旗艦店です。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年5月17日土曜日

追いタップ/フェイシング/リーミング処理

組立整備作業における「追いタップ(再タップ)」処理。フレームメーカーやパーツサプライヤのQC改善により、このような作業は減る傾向ですが皆無にはなっていなのが現実です。今回は、タップ深さが不足していたのですが、盲目的に締め付けトルクだけに頼ると、このような加工不良を見落とすことになります。

ちなみに、締付トルクは「弾性域締めつけ」だとバラツキ易く、潤滑有無でも変動するので、当店ではあくまで目安と捉えています。「東日製作所 FCON 軸力安定化剤」を用いるのも一手ですが、例えばメーカー違いのパーツを組み合わせの場合、ハンドルバー外径とステム内径で公差が異なるので意義は薄くなります。

BB/ヘッドチューブ/ディスクブレーキキャリパ台座/ドロップアウト等におけるフェイシング/リーミング処理含め、無暗に削れば言い訳ではなく、状況に応じて適宜処理をすべきというのが当店の考えです。

組み手としては、「現物合わせ(現合)」を便利な枕詞として使ってしまいますが、機械の大原則は、「図面が正」です。追加工するにも、常に基準寸法/面/線から追いかける必要があります。まあ、屁理屈はともかく形にしなくては我々の仕事は終わらないのですが…。


さて、話が脱線しますが、YoutubeにUPされたトヨタの元町工場「GR FACTORY -Production Story-」。その中では、予めボディと足回りを計測して、積上げ公差が設計値の中央値に近づくように組み合わせを最適化するシステムを導入しているのが伺えます。「LOVECARS!TV!」で、より詳細な動画が見れるので、興味のある方は併せてご覧ください。

バックラッシゼロの減速機を組立てるかのように、公差内でバラツキのあるパーツを選定して工程に流しているのですが、スポーツカー製造ラインとは言え、量産車でここまでやっているのはスゴイなと思う訳で。

他社のタイプR/WRX/GT-Rの製造ラインでも、中央値へ寄せる公差の最小化は取り組まれていますが、GRラインのように、職人技でなく仕組みとして「すり合わせ」を実現しているのは痺れさせられます。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、在庫表をご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年5月16日金曜日

Brompton M6L RAW | ブロンプトン M6L ロウカラー BWR 外装2段*内装3段 6速仕様 メンテナンス

Brompton M6L RAW | ブロンプトン M6L ロウカラー BWR仕様
Raw 仕上げ
長期休眠されていた「Brompton M6L RAW | ブロンプトン M6L ロウカラー」。前後タイヤ交換を含め、最小限のメンテナンスを施して走行できる状態へ復旧しました。

RAWカラーの魅力は、塗装を施さずにクリアコートで仕上げることで、ロー付け痕がそのまま表れる無骨な美しさを持つ点にあります。現在、このRAWカラーの後継として「ブラックラッカー」が展開されています。

ドライブトレーンは、スターメー・アーチャー製の内装3速ハブ「BWR(Brompton Wide Range)」と外装2速を組み合わせた6速仕様になってます。

当店、Bromptonの取扱いはありませんが、一般的なメンテナンスは対応可能です。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

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2025年5月15日木曜日

高輝度 COB LED ガレージランプ 導入

高輝度 COB LED ガレージランプ
店主も加齢で、夜目が利かなくなって、細かい作業をする際はヘッドトーチを装着したりしていました。ただ、やはり不便ゆえ作業効率や労働安全衛生法を鑑みて、根本的に手元照度を上げることに。

小売業としては、照明は電球色が好ましいのですが、作業性は昼光色や昼白色に分があります。今回は、安価なCOB(Chip On Board)LEDを導入して、照明位置を下げて設置することに。どことなく、エヴァンゲリオンに出てくる使途みたいな外観。

高輝度と引換えに100Wと消費電力が大きく、昼白色ゆえ、必要時にのみ点灯させようとリモコン開閉器を挟んでいます。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年5月14日水曜日

MAVIC KSYRIUM UST Disc | マヴィック マビック キシリウム UST ディスク ベアリング交換 ほとばしる錆汁スプラッシュ

MAVIC KSYRIUM UST | マヴィック キシリウム UST
回転が渋くなった「MAVIC KSYRIUM UST | マヴィック キシリウム UST」のメンテナンスを承りました。否応なしでベアリング交換となります。
QRM Auto:ウェーブワッシャーでベアリング予圧自動調整
外したベアリング
外側:接触形 / 内側:非接触形 ゴムシール

ベアリングのゴムシールですが、NTN製の場合は、非接触形LLB(黒) / 接触形LLU(茶) / 低トルク形LLH(青)だったような、なかったような。

ハブシェル内部
ほとばしる錆汁スプラッシュ

ハブシェル内部を覗くと、「錆汁スプラッシュマウンテン」や「錆汁ブシャー」等、どうでも良いオヤジギャグが脳内に再生されます。

NSK ステンレスベアリング

ベアリングを打ち換える訳ですが、許容回転数/荷重を確認して、ステンレスベアリングを選定。耐久性を鑑みて、両面共に接触形シールとしました。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

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2025年5月13日火曜日

Cannonndale Synapse Carbon 3 L Purple Haze × MAXXIS RE-FUSE | キャノンデール シナプス カーボン 3 L パープルヘイズ × マキシス リフューズ

Cannonndale Synapse Carbon 3 L Purple Haze × MAXXIS RE-FUSE
MAXXIS RE-FUSE
破損した「Hindsite Array E85 SmartSense」テールライトも交換

現代版スポルティーフとも呼べる、エンデュランスマシン「Cannondale SYNAPSE CARBON」。シフトワイヤ交換他のメンテナンスを承りました。入庫のタイミングでタイヤも交換することに。

元は、耐久性重視+ワイヤビードで実幅34mmのタイヤが装着されていましたが、もう少し軽快感が欲しいとのことで28Cへ。ただ、耐パンク性は確保したいとのことで、「MAXXIS RE-FUSE」をセレクトしました。この手のタイヤも各社TLR化が進み、Tubedモデルは徐々に選択肢が狭まっています。

車体
Cannonndale Synapse Carbon 3 L | キャノンデール シナプス カーボン 3 L
カラー:Purple Haze /  パープルヘイズ

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

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