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Orbea / オルベア ブース |
2025年6月下旬、ドイツ・フランクフルトで開催された「EUROBIKE 2025」へ出張してまいりました。戦略的パートナーシップを結ぶシマノ社と隣接する位置にブースを構えたのが「ORBEA/オルベア」。
同社に対する店主の認識は、組立工程がアジア→スペイン・マリャビア工場へ集約された影響もあり、2015年頃からブランドとして停滞していたというものでした。しかし、グローバル市場を見据えた新戦略やそれに沿った製造ラインの構築が功を奏し、徐々に業績が回復&拡大。
更に2020年のORCA刷新以降は、商品ラインナップもより魅力的に映るようになりました。将来的にはフレーム成型も自社化を視野に入れているとのこと。
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Orbea RALLON DH / ラヨーン DH |
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ブレーキ:新型 シマノ XTR M9200 |
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ドライブトレーン:シマノ SAINT |
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Orbea RALLON DH |
そんなORBEAの躍進を象徴する存在が、DHバイク「RALLON DH / ラヨーン DH」。乗らないけど欲しい一台です。2025年のUCIダウンヒルワールドカップ女子エリートカテゴリー開幕戦で、我らがアイドルにしてイギリスのトップライダー、「
Tahnée Seagrave /タニー・シーグレイブ」が劇的な勝利を収めたのは、記憶に新しいところ。
シーグレイブは、2022〜2024シーズンにかけて度重なる怪我に悩まされ、トップ争いから長らく遠ざかっていました。2025年、彼女は長年所属していたCANYONから離れ、ORBEAと契約。FMD RacingとORBEAによる共同プロジェクト「Gravity Cooperative」の一員として、新型DHバイクの開発にも積極的に参画しています。
グラビティ系カテゴリーにおいて、かつては注目度が高くなかったORBEAですが、今回の移籍という大きな決断は、シーグレイブ選手の走りとともにその評価を覆すきっかけとなりました。彼女の勝利は、RALLON DHの可能性とORBEAの技術力を強く印象づけるものとなっています。
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ORBEA LAUFEY |
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ORBEA LAUFEY |
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Orbea TERRA |
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Orbea TERRA |
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Orbea TERRA |
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Orbea DENNA グラベル E-BIKE |
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STレバー:アルテグラ ST-R8170 |
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RD:RD-M8150-12 |
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Orbea DENNA グラベル E-BIKE |
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Orbea TERRA RACE |
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Red XPLR AXS |
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RD:フルマウントタイプ |
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Orbea TERRA RACE |
EUROBIKE開催に合わせて公開された新型「Orbea TERRA RACE」。OMXフレームを採用し、レーススペックの剛性を確保しながら、前作比で300gの軽量化を達成。重量わずか910gという軽さを実現してます。さらに、衝撃吸収性やエアロダイナミクスも徹底的に追求した、グラベルレースに特化したモデルです。
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Orbea DIEM コミューター E-BIKE |
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Orbea DIEM コミューター E-BIKE |

街乗り用途のE-BIKEに関しては、
先のポストでも触れましたが、店主好みなステップスルー・デザインのコミューターが「Orbea DIEM」。Enviolo製の内装オートマチック変速機を搭載した最上位モデルは、5599 €≒100万円となります。
国によって異なりますが、欧州の先進国におけるE-Bikeの平均単価は30~50万円程度とされており、日本国内の電動アシスト自転車と比べて大きな価格差が見受けられます。両者の道路環境/用途/価値観の違いも一因ではありますが、日本国内でE-Bikeが十分に普及していない背景には、単に型式認定制度だけでは語りきれない要因があるのではないでしょうか。
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MyOカスタム & OQUOホイール |
冒頭でも記した通り、シマノと戦略的パートナーシップを結ぶORBEA。MyOカスタムオーダー時の選択肢としてシマノ製品が豊富に用意されてます。当店でもORBEA製品を取り扱っております。ご注文を心よりお待ちしております。
当店の「EUROBIKE 2025」関連記事は、
コチラをご覧ください。
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。