| JAVA NEO-349 AL 16インチ トライフォールディング バイク Price : 109,780円 (税込み) 写真車体はPearl Whiteですが、国内初回便はTitanium カラーのみ |
CHINA CYCLE 2025の頃から大手メーカーも参入しだしたトライフォールド(三つ折り)タイプの折り畳み自転車、いわゆる「ジェネリック&クローン Brompton / BrompNOT」市場。
先のポストでも触れましたが、中には単純なコピーでコストを下げたモデルも散見されますが、独自機構や新しいアイデアを盛り込んだモデルも登場し始めており、もはや「クローン=安易なコピー」と一括りにして揶揄できないフェーズに入ってきたと言えます。
余談を挟むと。2026年6月にフランスのスポーツ小売大手 Decathlon Pulse と、中国・上海のベンチャーキャピタル BA Capital が Brompton に少数株主として出資しました。Decathlonが約10%、BA Capitalが約5%の持分を取得した形で、経営権やブランドの独立性は維持されています。


そんな中でも、とりわけ注目を集めているのが JAVA neo シリーズです。メインランドチャイナ/台湾/東南アジア市場では 2025 年から流通しており、フォールディングバイクやミニベロに関心のある方なら、すでに気になっていた人も多いかと。店主もこれまで、下記の海外展示会に出展していた JAVA ブースで、その動向を追ってきました。
| JAVA NEO-349 AL |
| Coaxial Pivot System |
JAVA NEO シリーズのフレーム構成は、店主が把握している限り下記3種類が存在します。
- フレーム:アルミ / フォーク:アルミ(フルアルミ)
- フレーム:アルミ / フォーク:カーボン
- フレーム:カーボン / フォーク:カーボン(フルカーボン)
さらに、タイヤ径は 14(254)/16(349)/20(406/451) の4 種類が展開されており、海外市場では全容を把握するのが難しいほどのモデルが流通しています。
今回、日本国内では代理店さんの取り扱いが正式に決まり、初上陸モデルとしては、シリーズ中で最もベーシックな「フルアルミフレーム + 16(349)ホイール」を組み合わせた仕様のみが、まず先行して展開されます。
気になる価格は 109,780円(税込)とのことで、円安・インフレの状況に加え、PL保険を付帯する代理店経由という条件を踏まえても、かなり頑張った値付けと言えるかと。越境 EC で個人輸入した場合と比べても、大きな差はない印象です。
BA Capital(黒蚁资本)は、中国・上海を拠点とする消費分野専門のベンチャーキャピタルで、2016年設立。Pop Mart(泡泡玛特)やHeytea(喜茶)など中国の有力消費ブランドを早期から支援してきた投資会社です。Bromptonへの出資もその一環で、中国市場展開を後押しする戦略的パートナーと言えます。
BA Capitalは、2021年設立のE-Bikeブランド「TENWAYS」にも先行して出資しています。TENWAYSの「中国発・欧州展開」戦略を支援する少数株主であり、同社は欧州、特にベネルクス市場で急成長を遂げています。さらに、TENWAYSは2026年に香港証券取引所へIPO申請を済ませました。
Bromptonは中国市場が最大の販売先となっており、BA Capitalの出資によって今後の成長戦略は同国への依存度を高める可能性があります。また、近年拡大した「BrompNOT」に対しては、知財や意匠の面から規制や抑制を強めることも考えられます。
| フロント・油圧ディスクブレーキキャリパ |
| リア・油圧ディスクブレーキキャリパ |
| Coaxial Pivot System |
閑話休題。フォールディングバイクでリア三角を縦方向に折りたたむ機構を有する場合、メインピボットとBB位置が一致していない構造が一般的でした。この場合、折りたたみ動作に伴ってチェーンが緩むため、テンショナーを追加する必要がありました。
これに対し、JAVA独自の 「Coaxial Pivot System」 は、回転中心とBBを同一軸上に配置しているのが特徴です。折りたたみ時もチェーン長が変化しないため、チェーンテンションを一定に保てる利点があります。
これにより、スポーツバイクの外装ドライブトレーンとの相性が高まり、カスタマイズの幅も広がります。標準装備されるフリーボディのスプラインは汎用性の高いHG-L仕様で、12速スプロケットまで装着可能です。
ただし、シマノ・コンポの場合、ロード用12速のワイヤ駆動「トリガーシフト」はラインナップされていないため、選択肢はDi2に限られます。また、リアディレイラーのケージ長が長めになるため、干渉しないか注意が必要です。
現実的なカスタマイズを考えると、ベテランライダーであれば手元に残っている可能性の高い、ロードバイク10~11速(7800~9100世代)のショートケージRDと、11-23~25T程度のクロスレシオ・スプロケットを組み合わせることで、玄人好みのキビキビとした街乗り仕様のバイクに仕立てられるかと。
ちなみに、油圧ディスクブレーキのパッドはシマノ互換品のため、交換時の入手性も安心です。
店主は海外展示会で試乗した経験こそありましたが、あくまでブース内の限られたエリアにとどまっていました。今回は、そんな JAVA neo 3を公道で試乗する機会を得ることができました。
立ち漕ぎや、ハンドルに意図的に荷重をかけて乗り味を確認しました。複雑な構造ゆえに横剛性を懸念していたBB周りは、思いのほかしっかりしており、良い意味で肩透かしを食らった印象です。
一方でフロント周りの剛性は、やはり細めのアルミチューブと多関節構造ということもあって、DAHONやTERNのミドルグレード以上、あるいはTyrellと比べると一歩劣るのが正直なところ。ただ、実際には大半のライダーにとって気になるレベルではないと思います。
ヘッドチューブには、Bromptonなどと互換性のあるヘッドチューブマウント(台座)が備わっています。フロントキャリアブロックやバッグマウントを追加すれば、フロントバッグやキャリアをワンタッチで着脱できます。
他社ではヘッドチューブに台座プレートを溶接する方式が一般的ですが、NEOはヘッドチューブに直接タップを立てており、有効山数を確保するためボルト径がやや小さめです。そのため、積載荷重は控えめにした方が安心です。また、ヘッドチューブの曲面に沿って接触面積が広く取れるキャリアブロックを選ぶことをおすすめします。
総じて、価格を抑えつつ軽量なトライフォールディングバイクを求める方、あるいは自転車をいじるのが好きでカスタマイズを楽しみたい方にとって、ベース車としても面白い一台だと思います。
代理店を通じて国内に正式入荷される初回モデルは、下記仕様のチタニウムカラー 1モデルのみ となります。当店でも近日中に入荷予定ですが、今回の陸揚げ台数は少なめのため、気になる方はお早めにご検討ください。
JAVA NEO-349AL(16inch)
Color : Titanium
Frame :Aluminum 6061-T6
Frok : Aluminum 6061-T6
Weight : 9.8kg
Rear Derailleur : Shimano SORA / 9 speed
Brake System : Hydraulic Brakes (Mineral Oil)
Brake Mount : Flat Mount
Bottom Bracket : BSA 73mm
Seat Post : 31.8mm
Wheel : 16inch Aluminum (ETRTO349)
Tyre : 16inch 1-3/8
O.L.D : F74mm / R142mm (前後スルーアクスル)
Price : 109,780円 (税込み)
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。
当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。
お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。