2024年12月24日火曜日

Muc-Off Big Bore Tubeless Valves | マックオフ ビッグボア チューブレスバルブ ボールバルブを採用したストレート・スルーフロー

Muc-Off Big Bore Tubeless Valves | マックオフ ビッグボア チューブレスバルブ
写真:Muc-Off 本国サイトより

先日、ダイアテックさんの販売店向け「Muc-Off」展示会にお邪魔してきました。新発売された「ROAD & GRAVEL TUBELESS SEALANT」と「Big Bore Tubeless Valves」を中心にお話を伺ってきました。

まずは、「ROAD & GRAVEL TUBELESS SEALANT」。先のポストでも触れましたが、Muc-Offもバンブーファイバーを含有したシーラントを投入してきました。詳細は、シクロワイアードさんの記事をご覧ください。

ストレート・スルーフロー

Big Bore Tubeless Valves ボールバルブ機構

もう一方の「Big Bore Tubeless Valves」。差圧で動作するプレスタのバルブコアでなく、産業界ではKITZ等お馴染みの「ボールバルブ」構造を採用することで「ストレート・スルー」による最大エアフローを確保しているのが特徴。

また、ネジ切りされていれば、バルブコアを外した汎用の仏式ボディに、Muc-Off製ボールバルブを取り付けることもできるとのこと。動作原理は、Bikerumor!をご覧ください。

従来のバルブコアだと付き物であった、シーラント付着による目詰まりや、コアを取外してシーラントを充填したり、チューブレスのセットアップ時に十分なエアフローを確保する煩わしさを解消できるアイテムになります。

特に粒子サイズが大きかったり、フィラー/ファイバーを含有したシーラントの追継ぎには有効かと。オイルケージと似た「Hey Dipstick!」でシーラント残量を管理できるとのことですが、流動性も影響するので万能では無いかなとも。

Muc-Off Big Bore Vales Types | マックオフ ビッグボアハイブリッドチューブレスバルブ
写真:Muc-Off 本国サイトより

 ビッグ・ボア・バルブシリーズは、米仏の組み合わせで下記3モデルがラインナップされて、下に行くほど仏式(Presta)対比のエア流量UPします。

  • LITE: Fitment: Presta Pump | Presta Rim | 230% Airflow
  • HYBRID: Fitment: Schrader Pump | Presta Rim | 254% Airflow
  • LUDICROUS : Fitment: Schrader Pump | Schrader Rim | 264% Airflow

「Our Big Bore Lite offers up to 230% higher air flow than traditional Presta valves thanks to the straight through bore design.」と空気流量230%が謳われていますが、会場でダイアテックの担当者さんに確認したところ、バルブコアが付いた状態のプレスタバルブを基準にしているとのことなので、すでにバルブコアを外して入気しているならば同等になります。

このシステムの真打は、追って発売される米バルブ-米リム穴に対応した「LUDICROUS」じゃないかと店主は睨んでいます。クルマやモーターサイクルと同規格の大口径な米式(Schrader)で、電動化(E-Bike)率の高いカーゴバイクやコミュータ市場のチューブレス化を狙っているかと。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

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