2025年4月1日火曜日

台北サイクルショー 2025 | Taipei Cycle Show 2025 行ってきました MIK/Jagwire/Kind Shock/DDK/TSB/SRAM/Ritchey/neco/HL Corp/TRP/TIOGA/Xentis/CST/Maxxis/Taiwan Hodaka/Yuen i /Massload/Ridea/Kplus/Sinox/Velo/Giant/reTyre/AVIIAV TAIPEI CYCLE 2025 出張記

台北サイクルショー2025/Taipei Cycle 2025

毎度のLCCで日帰り台湾へ。定例の「台北サイクルショー2025/Taipei Cycle 2025」に出張してきました。問屋さんやディストリビューター各社さんがミーティング続きなのと違って、店主が訪台する意義は、「展示はつまらないがテクノロジーの未来が集う「CES 2025」 変化するテックの形」に近くて、業界全体の潮流把握にあります。

ショー全体の雑感は、関連パーツ含めてE-BIKEが本流は変わらずの状況。各パーツブランドは、例えばブレーキ屋さんがドライブトレーンを手掛けるなど事業範囲を拡げる傾向が読み取れました。ロードバイク系は、カーボンスポーク&バトンホイール、金属3Dプリンタ製品の展示が増えたと言った処。

一方で、ブースに置かれたカタログがMY2025/2026でなく、2024以前の表紙も散見され依然として業界の厳しさを物語っていました。
HND / Tigerair Taiwan チェックインカウンター
早朝便で出国

空港が混んできて、使用料が高くなったせいか?、LCCは沖止めされることが増えました。本旅も何度か、護送車/家畜運搬車もといランプバスでドナドナされることに。

RECARO シート
座席上部に謎のクリップがありましたが、タブレットスタンド用でした
MRTで桃園空港→台北

桃園空港→南港展覽館の移動は、以前まで「1843バス」を利用していましたが、便数が減って9:20始発となったのでMRTにスイッチ。車窓を眺めると、MRT空港線に沿って再開発が進んでいるのが伺えます。高々と生える山林に高圧鉄塔が覗く風景に、山火事起きたら大変だなと思ったり。
台北南港展示センター ホール1(TaiNEX 1)
台北南港展示センター ホール2(TaiNEX 2)

十数年前までは、台北南港展示センター ホール1ぐらいしか目立った建物がなく、空き地が広がっていた南港エリアですが、近年急速に発展しており、商業/住宅/オフィスが一体となった複合的な街づくりがが注目されています。

三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港:2025年3月20日にグランドオープンしたこの施設は、約300店舗が入る大規模な商業施設です。映画館やレストラン、エンターテインメント施設「キッザニア」なども順次開業予定で、幅広い世代に楽しめる内容となっています。

台電北部物流拠点跡地の再開発:このエリアでは、物流拠点跡地を活用した都市更新プロジェクトが進行中です。地上22階建てのオフィス・商業複合棟や住宅棟が計画されており、地域の新たなランドマークとなることが期待されてます。
Taipei Cycle 2025 会場
MIK CLICK GO
着々とアライアンスを拡大中
Jagwire Elite Cooling Disc Brake Pad
上市済のモデル、凸凹フィンで放熱性向上

Kind Shock LEV Circuit dropper post
DJI Avinox Drive System E-Bike「AMFLOW PL」に搭載されて展示

DDK MINI_MA
個人的に好みですが、SKUの多さを考えると代理店さんは取り扱いにくいかと…

TSB Technology / Titan 3D Printing


チタン 3Dプリント ドロップハンドル
バー端から覗くと、R部分の内部にハニカム造形あり

SRAM:店主訪問したショー初日に「Eagle 90/70 Mechanical Transmission」の展示無し

Ritchey BIGFOOT PEDAL
ナイロンボディでブラック/サンドの2色展開

neco

HL CORP

アライアンスの拡大
マスプロ車体のワイヤ&ホース・フルインターナル化は、
necoとHL CORP大手2社の動向で決まるかと

クラシファイド×TRPの1×16速電動グループセット
Eurobike 2024で公開済み


恒例のTiogaブース
声を掛けたらポーズを取ってくれました

Xentis

シャープエッジな造形で、バトンホイールに限りリムホール無し

HL CORP

先行するTEKTROやJAGWIRE同様、シングルマスターシリンダーで
2つのキャリパを動作させる油圧ディスクブレーキを展開
カーゴバイク/トライクル/Tadpole用

自転車用タイヤ最大手 CST & MAXXISブース
32 x 2.4″ Aspen XC tire」が話題でしたが、本命はE-BIKE用タイヤ


FASTRAX/台灣穗高工業 第4工場
Cannondale/Hibike等を手掛けるファウンドリ
航空宇宙用アルミ押出工程増強のため、台南にある同工場を拡張工事中
2023年にIpsen製TurboTreater 真空炉も導入済で積極投資が目立ちます

ラック&キックスタンド製造大手 YUEN I INDUSTRIAL

ラック&キックスタンド製造大手  MASSLOAD
両社共にカーゴバイク用キックスタンドを訴求

RIDEA カーボンバトンホイール

小径モデルはリムホール有り
ミニベロサイズのチューブレス/TLRタイヤ流通量を考えると妥当とも


kuji / KPLUS ブース

Rapha コラボモデル

新作 NOVA|Team CYTO TRIGON

SINOX / SYNLOX

Canbusを介しシマノ EP6/8に対応したサークルロック

サドル最大手 VELO
VELO x SRAMでリサイクルとCo2削減を推進

GIANT ブースの一角

リサイクルカーボン素材を用いたPre rCarbon/キックバイク

reTyre

100%再生可能な材料を用いたラバーフリーを謳い、サステナビリティを訴求

BIKEBOTIX Mach1 Machinery
仏の自転車産機メーカー
RHF Robotized hub Filler Bikebotix YT
ロボットアーム装備で仕様の異なるホイールを混流生産できるのが強み

AVIIAV bicycle wheel and part
韓国のカーボンホイールメーカー、小さいブースながらセンスが光りました
スポーク/バトンホイール共にリムホール有り

KTM Fahrrad GmbH

KTM Fahrrad GmbH(KTM自転車)は、2024年末から販売不振による経営危機に陥っているKTM AG(モーターサイクル)やその親会社であるPierer Mobility AGとは資本的・経営的なつながりはありません。もとは同じ企業グループに属していましたが、1990年代初頭にKTMが破産した際、事業を分割。その結果、KTM Fahrrad GmbHは独立した自転車メーカーとして運営されるようになり、KTM AGとは別の企業となった歴史があります(詳細→公式サイト)。

ttbici
台湾の自転車販売店「THERMALTAKE」のオリジナルウェア
お土産にも良いかも?

オクトカーボンワークス
見覚えのあるカーボンレバー&ペダルの製造元
台湾or中国メーカー産と思っていたので意外でした

そのお隣にブースを構えられていた日栄さん
あのエンプラパーツは、恐らくココ製かと

GIYO / One-handed operation Pump head - TT-DHN
口金レバーにリターンスプリング内蔵で解放が容易

Michelin PRO5 TLR


塩バターメロンパン:39NTD≒190円

一昔前まで台湾物価は、日本の1/3と言われていましたが、現在は同等以上に。NTD値札を5倍すると円換算できますが、ファーストフード店で三点セットを注文すると優に1000円を超えていきます。店主の寂しいお財布事情を反映して、昼食はコンビニで買った腹持ちしそうな菓子パン1個となりました。


大同区の街並み

大同区の街並み

天龍三温暖となりにある行きつけのカルフール(旧wellcome)

台北駅

台北駅 内部

米凱樂啤酒吧 (Mikkeller Bar Taiwan)

台北駅・MRT桃園空港線

台北駅の新設された「MRT桃園空港線」側は、地下神殿を思わせる広大さ。おそらく、有事の際はシェルターとしても機能するよう設計されているのかと。そんなこんなで、帰りもMRTに乗ってTPEへ。深夜便で台湾を後にしました。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。