パナソニック サイクルテック | Panasonic Cycle Technology ブース |
2025年6月下旬、ドイツ・フランクフルトで開催された「EUROBIKE 2025」へ出張してまいりました。「パナソニック サイクルテック | Panasonic Cycle Technology」は、EUROBIKE開催に合わせて、E-BIKE向けの新型モーター「GXM (Great eXperience in eMotion)」を発表しました。
何処となく、「グレート・ティーチャー・オニヅカ」感を醸し出すモデル名ですが、ライバル各社もベンチマークにする最大トルク100Nmをクリア、マグネシウムケース採用により重量は2.6kgと軽量に仕上がっています。
同社のE-BIKE完成車は、海外市場では限られた展開にとどまっており、流通量も極めて少ないのが現状です。以前報じられた米国KENTや中国Mobikeとの提携や協業も、外野から見る限り「継続的かつ目に見える相乗効果」が確認しづらいというのが実情です。
一方で国内市場においては「普通自転車」枠の法的・構造的制約が影響しており、製品の多くがママチャリ型に集約されています。これは通勤・買い物など日常用途を中心とした需要構造によるもので、必然的な製品展開とも言えるでしょう。
パナソニック サイクルテック | Panasonic Cycle Technology 屋外ブース |
パナソニック サイクルテック | Panasonic Cycle Technology 屋外ブース |
現実的に見て、同社の現在の方向性は、モーター・ユニットのサプライヤとして市場シェアを確保することに主眼が置かれているように思われます。ただ、EUROBIKEのブースに展示されていたE-CARGO BIKEなどを目にすると、この種の完成車にも、より積極的に挑戦してほしいという期待も湧いてきます。
過去のポストでも触れましたが、大手四輪&二輪業界の参入が見込まれるE-Bike含むE-PMV市場で、「パナソニック サイクルテック」さんは、唯一対抗できる国内唯一の自転車メーカーだと店主は思っているのも理由に挙げられます。
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