2025年1月17日金曜日

Cannondale Trail Neo 4 | キャノンデール トレイル ネオ 4 ハードテール E-マウンテンバイク SUPERNOVA | スーパーノヴァ e-bike V521s HBM & キックスタンド追加 カスタム

Cannondale Trail Neo 4 | キャノンデール トレイル ネオ 4
Hardtail Electric Mountain Bikes
カラー:Quicksand
価格:399,000円(税込)
前後ハイドロリック/油圧式・ディスクブレーキ搭載
ハードテール・E-マウンテンバイク、「Cannondale Trail Neo 4 | キャノンデール トレイル ネオ 4」のオーダーを承りました。フレームは、軽量アルミ製でSmartForm C2 Alloy仕様。スポーツバイク・エントリーライダー、街乗りメインだけど時々は軽めなダート走行も視野に入れたい方にピッタリな1台です。

ベテラン・MTBerだと、つい、フルサス/前後Boost…とスペックに拘りが出て、気が付くと80万円ぐらいからの価格レンジに。そうなると、これから始めようという方には、ハードルが高めになってしまいます。

「Cannondale Trail Neo 4」は、メリハリを付けたコスト配分が読み取れます。シマノCUES 9s ドライブトレインとハイドロリック(油圧式)ディスクブレーキを搭載。妥協できないフロントは、15x110mmのスルーアクスル(TA)に。一方のリアは、中途半端にBoost 141(=Boost QR)を採用せず、135mm規格と割り切ることで補修整備性も確保しています。
前後タイヤ:Maxxis Ardent, 29x2.4"
前後タイヤは、ロングセラーの定番「Maxxis Ardent/マキシス アーデント」。街乗りしかしないならば、漕ぎだしの軽さや電費を優先して、スリックタイヤへ履き替えることをお勧めします。
フロントライト:SUPERNOVA スーパーノヴァ e-bike V521s HBM
フロントフォーク:SR Suntour XCM 32, 100mm, Coil
フレーム側・充電ポート
カラーディスプレイ・コントローラー:Purion/ピュリオン 200
シマノ CUES 9スピード ドライブトレイン
ペダル:シマノ PD-EF202
エンジン/モーターユニット:BOSCH Active Line Plus

ドライブユニットは、最新の「Smart System/スマートシステム」に対応したボッシュ製「Active Line Plus」を搭載。
キックスタンド:フレーム台座へダイレクトマウント

キックスタンド/ラック/フェンダー用のマウントを装備しているので、MTBとしては勿論、街乗り~グラベルツーリングにもマッチします。インプレッション等は、下記WEBサイトをご覧ください。
フロントライト:SUPERNOVA スーパーノヴァ e-bike V521s HBM 追加
シートチューブ ボトルケージ・アイレット

シートチューブのボトルケージ台座は、凸処理されているので、シートポスト可動範囲を広くとることができます。また、ドロッパーシートポストを取り付ける際も干渉しません。

Bosch DiagnosticTool 3 画面

車体ご注文時にフロントライト/キックスタンド他の追加も承りました。フロントライトは、E-Bike本体のバッテリーから給電する「SUPERNOVA/スーパーノヴァ e-bike V521s HBM」に。

ライト取付に合わせて、ステータスや出力ワットを変更しようと「Bosch DiagnosticTool 3」と接続しても、通常はイジれるはずの該当部がグレーアウトして操作ができません。これら不具合を解消する為に、ファームウェア書換他で時間を要し、オーナー様にご不便をお掛けしてしまいましたが、何とか車体をお渡しすることができました。

Cannondale Trail Neo 4 | キャノンデール トレイル ネオ 4 (SPEC詳細→公式サイト)
Hardtail Electric Mountain Bikes/ハードテイル Eマウンテンバイク
カラー:Quicksand
サイズ:MD
価格:399,000円(税込)
※キックスタンド/フロントライト/ペダル等のオプション含まず

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年1月14日火曜日

2025/1/14 (火) 11時-18時 短縮営業 | 2025/1/15 (水) 終日休業 | 2025/1/16 (木) 振替営業 お知らせ

直近の御連絡になりますが、店主出張の為、以下の通りに変更させて頂きます。

2025/1/14(火):11-18時 短縮営業 (午前11時から営業)
2025/1/15(水):終日休業
2025/1/16(木):定休日→振替営業 (9-18時 営業)

店頭業務(接客&作業)で電話対応できないことが多々ございます。お手数ですが、お時間をずらして再度お電話頂ければ幸いです。同理由でメール返信も遅延気味ですが、予めご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年1月12日日曜日

DAHON K1 × BL/BR-T4000 × MKS UB-LITE Ezy | ダホン ケーワン × シマノ ALTUS 14インチ用 シングルスピード 軽量フォールディングバイク 折り畳み カスタム

DAHON K1 × BL/BR-T4000 × MKS UB-LITE Ezy | ダホン ケーワン × シマノ ALTUS
カスタマイズ
人気の14インチ折り畳み「K3」のシングルスピードモデル、「DAHON K1 | ダホン ケーワン」。シンプルな構成でタウンユースを想定したモデル。都市部の平地を走るのに適したコンパクトコミューターです。

フレームデザインは、K3同様にEEZZ(イージー)をコンサバにしたスタイル。前三角は「Deltec」ケーブルで補強。後三角は標準的なトラス構造を採用。塗分けされたグラフィックもスポーティな雰囲気に仕上がっています。

軽量シングルスピードの代表格、「DOVE UNO」や「DOVE PLUS」と比較すると。「K1」は、前後トライアングルを有して捻じれ剛性が高く、ホイールベースもが長いので安定した走行が可能。その反面、車体重量は約1kg重くなります。

DOVE系は、チョイ乗りコンビニバイク的な立ち位置でしたが、K1はもう少しちゃんと走りたい方向けかと。レンジ的には、DOVE<K1<K3と言ったところ。
ブレーキレバー:BL-T4000
ヘッドチューブ:ラック取付用台座を装備
Vブレーキ:BR-T4000

そんな「K1」。今回は、ご注文頂いた際にオーナー様から一部パーツのアップグレードを併せて承りました。定番とも言える、前後ブレーキレバー及びVブレーキ本体は、シマノ ALTUS グレードのT4000系へ換装しました。

ペダル:MKS UB-LITE Ezy

ペダルは、脱着式&シューズソールへの攻撃性が低いモデルをご希望でしたので、「MKS UB-LITE Ezy」を選定。

リアブレーキ周り:ケーブルホルダ追加

リア・Vブレーキのヌードルを曲げ追加工しても、ペダリング時にカカト&パンツ裾が干渉しそうだったので、ケーブルホルダを取り付けて対策しました。

ベースバイク
DAHON K1/ダホン ケーワン(詳細SPEC→公式WEBサイト
Transmission:1 Speed(F42T/ R9T)
Wheel size:14 inch
Weight:7.8kg
Folding size:W65×H59×D27cm
Color:Steel Black | スティールブラック

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年1月11日土曜日

シマノ 12s-11sチェーンの違い & 12sドライブトレーンに11sチェーンリングが不適合に関する考察

FC-R8100 12s クランクセット
アルテグラ R8000 11s ドライブトレーンとミックスビルド
殆どのケースで支障なく動作する組み合わせ

過去にポストした「シマノ 11sコンポ × 12s用クランク 互換性 検証 | シマノ アルテグラ R8000 ドライブトレーン × FC-R8100 クランク ミックス ビルド」でも触れましたが、シマノ環境下で11sドライブトレーンに12sクランクセットを組み合わせ場合は、殆どの場合は支障なく動作します。一方で、その逆の12sトレーンに11sクランクセットだと高い確率でジャム等トラブルが生じるようです。今回は、その原因を考察してみようかと。

シマノ 12sチェーン CN-M7100:外プレートくびれ幅6mm

シマノ 11sチェーン:外プレートくびれ幅5mm
上:CN-LG500/LINKGLIDE
下:CN-HG901

他社同様にシマノにおいても11s→12sの更なる多段化で、チェーン厚を抑えるべくプレートが薄肉に変更されています。12sチェーンの外観で分かりやすい設計変更は、外プレートのくびれ幅が1mm広くなっている点です。

単純にチェーンを薄くすると、引張/ねじり強度が低下するので、SRAM Flattopと同様に断面積を稼ぐ設計思想が伺えます。余談ですが、生産技術者の目線だとワークの裏表/方向性が増えると、パーツフィーダーの設計が大変なんだよと遠目になります。昔は、振動数とガイドで整列させる職人的設計が主でしたが、現在は低価格化や高精度が進んだカメラを用いた方がリーズナブルに思えます。

閑話休題。これらチェーン厚やクビレ形状の変更は、12sトレーンに11sクランクセットを組み合わせた際のスパイクピン掛かりやすさに影響しそうですが、致命的では無いと捉えられます。
シマノ 12sチェーン CN-M7100
シマノ 11sチェーン CN-HG901

上記の分かりやすいプレート薄肉化に加えて、12sチェーンは内プレート両端に面取りされた「ツバ付き」になっているのが特徴です。ローンチ時、シマノ社からは3D加工云々の話が合った気がします。

この「ツバ付き内プレート」が原因の分かりやすいトラブルが、シマノ・MTB12sコンポーネントをデリバリー開始した際に露呈した、サードパーティ製ナローワイド・チェーンリングとの不適合でした。

フロントシングル(1X)環境において。11sで使っていたナローワイドチェーンリングを12sチェーンと組み合わせると、厚歯部でチェーンが浮いたり、歯離れ(=噛離れ)が悪くなる症状が発生。チェーンリングメーカー各社は、歯先の肩を面取りして干渉を逃がす対策に迫られました。

サードパーティ製チェーンリングを排除する狙いだったかは不明ですが、このチェーンとリングの最適化に関しては、シマノ公式サイトの「ダイナミックチェーンエンゲージメント+」でも謳われています。

ロードバイクに代表されるフロントダブル(2X)環境下でも、12sトレーンに11sクランクセットを組み合わせた場合、同様にツバ付き内プレートがチェーンリング歯離れを阻害して、ジャムを起こしているものと推察されます。

一方で、12/11sで内リンク内幅は2.2mmと共通ゆえ、もしかしたら「12sドライブトレーン+12sツバ無し社外チェーン+11sチェーンリング」の組み合わせなら、支障なく動作する可能性が考えられます。ただ、そこまでやるなら素直に12s環境で揃えた方が賢明かとも。部品入手性も以前より改善しましたし…。

さて、話は変わりますが、ロードバイクの場合。従来のシマノ11sに比べ条件が厳しいはずの12sの方がチェーン伸びに対して耐性を有する印象があります。チェーン伸びは、内プレート(ローラーリンクプレート)穴とピンの摩耗が主要因とされてます(詳しくは、ライトウエイさんWEBを参照)。

長寿命化は、各素材や処理の細かい見直し、冒頭のプレート形状変更も寄与しているかもしれませんが、先述の「ツバ付き内プレート」が歯先を拘束して、ピン軸方向の摺動を抑制(防振)することで効果的に摩耗しにくくしているものと考えられます。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、在庫表をご覧ください。

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2025年1月4日土曜日

Tern Market Basket 2.0 | ターン マーケットバスケット 2.0 KLICKfix TopKlip / クリックフィックス トップクリップ ワンタッチ脱着可能 リアバスケット 入荷

Tern Market Basket 2.0 | ターン マーケットバスケット 2.0
価格:19800円→18000円(10%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
※車体本体は商品に含まれません

前作「Market Basket」が、長らくディスコンで問い合わせを多く頂いておりましたが、「Tern Market Basket 2.0 | ターン マーケットバスケット 2.0」とリニューアルして新登場しました。

KLICKfixシステムを採用で、ワンタッチで脱着可能。自転車から取り外して、そのまま買い物バスケットとして使用できます。ラック側にアダプター不要で、バスケットを外した際に車体外観がクリーンなのも長所に挙げられます。

Tern Market Basket 2.0

容量は、旧型から1L増えて24Lまで積載可能に。また、底面がメッシュ仕様に変更され、前作よりも-200g軽量化。雨水も抜けやすく改良されています。

KLICKfix本家である「RIXEN & KAUL(リクセン & カウル)」のリアバスケットは、25300~30800円なので、それらと比較すると価格が抑えられるので、コストで二の足を踏まれていた方にもマッチします。
取付例
取付例

取付推奨は、下記Tern リアラックが挙げられていますが、KLICKfix TopKlipが対応するリアラック/キャリアなら取付可能です。

※Cargo Rack / Rapid Transit Rack, M / Rapid Transit Rack, L / Loader Rack 2.0 / Altas Rack / Altas Rack 2.0に取り付けてご使用ください。

Tern Market Basket 2.0 | ターン マーケットバスケット 2.0 (詳細SPEC→公式サイト)
Weight:1.66kg
Max Dimensions:460*345*283mm
Load Capacity:10kg
Volume Capacity:24L
価格:19800円→18000円(10%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、在庫表をご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年1月3日金曜日

ワイヤ/ケーブル/ホースのコクピット&フレームフル内蔵化による 44mm HT/ヘッドチューブ 回帰の流れ 徒然なるままに ロード用 ディスクブレーキの今後の動向を考える その11

アルミフレーム 44mm HT/ヘッドチューブ
インターナル・ケーブルルーティング

2020年前後から、エアロダイナミクスを訴求するロードバイク拡大に伴って、コクピット周りのワイヤ/ホース/ケーブルがフル内蔵されるモデルが増えました。電動変速+油圧ディスクブレーキ化の副産物も言えますが、メンテナンス性はともかく、とにかく見た目はスッキリするので、この流れは後戻りすることは無いでしょう。

デルタステアラー

ホース&ワイヤルートを確保する手段として、カーボンバイクは、従来からのテーパードヘッドをベースにDシェイプコラム/デルタステアラーと組み合わせる独自規格のほか、大径BRG+C型コンプレッションリング等で対処されています。

その一方、カーボンと比べて造形の自由度が低いアルミやスチールバイクは、現在標準的に用いられているテーパードヘッドチューブだとケーブルを逃がすことは困難。また、上記のような異形ステアチューブは、高コストゆえ採用が難しい側面もあります。

店主が訪問した台北/台中/上海ショーで、2023年頃からそれらを踏まえた現実的な落としどころが見え始めたのが、「テーパードチューブ(HT)→44mmHT」の採用。アッパーが冒頭写真のようなゼロスタックと、下記Wolf Toothのようなアウトボード式が挙げられます。

Wolf Tooth Premium Internal Headset for ENVE IN-Route System
同社WEBサイトから

2024米で開催されたMade.Bikeに出展したショーバイクをWEBを通して眺めても、同じ流れなので徐々にこのスタイルが増えてくるかと。ただ、直近10年間でアルミやスチールのチューブ&フレームメーカーが開発&設備投資して、せっかくアウターバテッドHTを製品化したのに、ワイヤ&ホース内蔵化の煽りから44mmHTに先祖返りしてしまうのは、何だかやるせない思いにも駆られるのです。

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※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

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